正月は冥土の旅の一里塚、めでたくもあり、めでたくもなし 一休宗純
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来年の正月は2月10日なのだが、グレゴリオ暦正月を祝う奇妙な国、ニッポン低国に一応合わせて表題としてみた。正月など、人間が勝手に決めているだけで、銀河系の中を回る太陽、そして太陽の周りを回る地球には関係の無い事だ。大宇宙から見たら些細な事である。
作者は最近海外へ再進出を果たした所だが、諸外国に於けるデジタル決済の普及には目を見張るものがある。現金を使う機会が殆ど無い。また、以前と異なり、ボッタクリへの不安やタクシー料金の事前交渉などの煩わしさからも解放された。全て明朗会計、しかもデビットカードやクレジットカードをスマートフォンのアプリケーションに登録しておけば、不正を心配する事無く自動決済である。
ニッポン低国に於いては、「ライドシェア」の可否云々の話題に於いて、「タクシーメーターが無い一般車両に乗るのは不安だ。」とか「二種免許が無い人間がタクシー業務をやるのはおかしい。」などと言う「意見」と言う名の抵抗が続いているようだ。勿論、タクシー業界内一部の抵抗もあるだろう。だが、現実問題としてタクシー運転手の数は、この数年で30万人前後から23万人程度まで急減少しているようだ。医者の数が33万人程度である事を考えると、タクシー運転手には稀少価値があるのかもしれないし、医者が単に多過ぎるだけとも言えるかもしれない。いずれにせよ、この低国の人手不足は至る所で進行している。
タクシーメーターがどうのこうの、なんて言っているゴミ共は、一度近くの東南アジアで良いから行ってみるといい。タクシーメーターを使ったタクシー自体が走ってない。東南アジアでは、Grabグラブと言う、シンガポールが本社の、そしてUberウーバーにそっくりな事業形態の会社が席巻している。アプリケーションで、自分の居場所と行き先を指定すると、すぐにタクシーがやって来る。運転手が車内に設置しているスマートフォンにも同様の地図が表示され、それ自体がナビゲーションになっている為、その通りに行けば目的地に到着する。現金のやり取りの必要も無いし、ベトナムやタイなどの言葉の難しい地域に於いても、会話する事なく目的地に辿り着ける。食べ物の宅配もしてくれるので、暑い地域で動き回る必要も無い。ニッポン低国では、ウーバーの食事宅配しか無いわけである。既得権益を持つ者達の抵抗は凄まじいものであるが、もう抵抗すら出来ないほどにタクシー運転手の数は減っている。
ニッポン低国人のアナログ能力はおそらく世界一だろう。それ自体は評価されても良い。だが、デジタル技術には、それまでのアナログ技術を一瞬にして陳腐な物にする力がある。電話で呼び、メーターを気にしながら乗るアナログ的なタクシーの乗り方など、ウーバーやグラブのやり方の前には、単なる時間の無駄なのである。そして、スマートフォンすら扱えないようなデジタル弱者など切り捨てるべきである。何故そのような者達の為に社会的負担を増やさなければならないのだろうか?いまだにインターネットすら使えないゴミなど捨てれば良いのである。或いは、使える家族が助けるしかない。
この低国に於けるデジタル後進性を象徴する最たる物は、役所や裁判所だろう。いまだにファックスでの送信を要求する輩である。勿論、予算が無いという言い訳もあるのだろうが、ファックスがいまだに使われている国などあるのだろうか?役人の中でも、とりわけ地方の役人など無用の存在だ。この馬鹿者達が、役所の来訪者などを「民間人」と言いながら見下すのだから、もうお笑いとしか言えない。ファックスを使わせるようなゴミ共が何をか言わんやである。判決で人生を左右する裁判所も裁判資料のファックス送信を弁護士などに要求する。こんなカビの生えたようなやり方に執着するような輩が判決など下して良いものだろうか?甚だ疑問である。これぞ、ニッポン低国衰退の象徴であろう。難関の司法試験を合格した輩があの程度である。インチキコロナ騒動で露呈した不勉強の象徴である医者もバカだし、官僚や法曹もバカとなると、この低国にマトモな人材は居るのだろうか?一応、受験勉強や資格試験では最難関を通過したはずの連中である。それがこの体たらくである。デジタル決済も普及しない低国の未来は暗いものである。
さて今回は、年末にあたり作者の長年の友人である米国人某情報機関関係者との対話をまとめて来年の予想を立ててみた。どの程度当たるか判らない。来年には米国大統領選挙を控えている。ニッポン低国に於いても、内閣総辞職等という波乱があるかもしれない。また東南アジア事情等も盛り込みながら予想してみた。参考になれば幸いである。