今年のインフルワクチンは大外れだったようだな

以下薬屋から

【重要_2024-25年シーズンインフルエンザワクチン情報】

来期インフルエンザワクチンに関しまして御案内です。

第一三共およびMSDが今季を持ちましてインフルエンザワクチンの販売を終了するとの事です。
第一三共に関してはコロナワクチンの製造にラインを割くため終売との事です。
MSDに関しては元々阪大微研製品を田辺三菱と併売でありましたが、販路を田辺三菱のみに絞るようです。

つきましては以下2点、2024-25年シーズンのインフルエンザワクチンに関してのトピックスです。

①終売メーカーの代替
インフルエンザワクチンに関しては厚労省及び製造元(第一三共・阪大微研・デンカ生研・KMB)が数量に関しての打ち合わせを実施後、生産計画を立て、製造に移ります。
上記2社の販売中止するに当たり、厚労省は他製造元へ内々に増産の打診を実施し、内定を頂いているはずです。
ですので来期のインフルエンザワクチンの流通状況が急激に悪化する事は考えられません。

②経鼻ワクチンの登場
しなしながら2024-25年度シーズンには経鼻ワクチンのフルミストの上市が予定されております。
当然厚労省も経鼻ワクチンにある程度の市場がシフトする事を念頭に置き、従来ワクチンの数量を抑制する可能性もございます。
加えて経鼻ワクチン価格が従来ワクチンと同等になるか否かが不透明かつ助成金の問題もある為、従来ワクチンからのスムーズな切り替えが出来るかも不明ですが、経鼻ワクチンの一部市場獲得は確実かと思います。

上記①②の生産計画がオープンになっていない為、『現時点では来期の状況は判らない』というご案内となってしまう事をお詫び申し上げます。

しかしながら少なくともここ数年の安定したインフルンザワクチン流通状況に比べて、動きがある事は確かかと存じます。